タイトルロゴ
連絡先

| 会長あいさつ

令和2年会長年頭挨拶

(公社)群馬県歯科技工士会会長 金井孝行

あけましておめでとうございます。

群馬県歯科技工士会会員、県民の皆様方におかれましては、ご健勝にて新年を迎えられた事と心からお慶び申し上げます。

また、昨年度は群馬県歯科技工士会の事業等の参加、協力を頂き心から感謝申し上げます。

昨年は、水害が多く発生した年でした。夏には大雨、台風15号、19号等の災害があり多くの人が被災しました。暴風および水害等に襲われた地域の皆様に心からお見舞い申し上げます。1日も早く今までと同様の日々が送れる事を願っています。

昨年度から、歯科医師会と県で交わした「災害援助の協力に関する協定」にデンタルスタッフとして作成した、「災害時歯科医療救護活動についての群馬県歯科医師会と群馬県歯科衛生士会と群馬県歯科技工士会との協定書」を、今年度も継続していきたいと思います。このまま協定書が施行で発動されない事を願います。

群馬県歯科技工士会は引き続き県民に良い歯科補綴物を提供し、信頼関係を築き健康寿命のお役に立てる様にと考え、明日の歯科界の発展に寄与したいと願います。

あらためて群馬県歯科技工士会の事業に対し、ご支援ご協力をお願い致し、今年が皆様にとって素晴らしい年になります様ご祈念申し上げ新年のご挨拶とさせて頂きます。

組織の変革とは

最近は、どの業界団体も、組織率の低下や組織離れが深刻な状況になっています。

公益社団法人群馬県歯科技工士会も同様です。そのような状況下で「組織とは」の基本的な部分を共有したいと考えます。

組織は

  1. 組織を作る事が目的ではなく、あくまでも手段である。
  2. 存在するだけでは意味が無く、行動し成果を上げる事が大切である。
  3. 行動し成果を上げる事により社会貢献ができる。

この3点が基本的な部分であり、組織としての結果を得るためにマネジメントが必要になり、機能的なマネジメントを行なうために執行部などの組織体系ができる。組織をマネジメントする事により社会貢献で成果をあげられる。結果、社会から自由と尊厳を与えられることで、組織そのものとそこに属する個人を守れるのです。

我々歯科技工士は個人事業主が大多数であり、個人が組織を作り組織により自己実現をし、社会貢献をします。それにより社会は組織に自由と尊厳を与え、組織は個人に経済基盤の確立や社会的地位、自己実現の機会、社会貢献の機会を与えます。

この事を理解した上で組織運営、維持をして行かなければならず、組織に入れば何かが得られるのではなく、各自が組織をどのようにマネジメントするかを考える事が必要です。

群馬県歯科技工士会も、様々な問題を抱え組織を改革させる時が来ました。皆様もご承知の法人改革です。従来のシステムでの大幅な経済成長は難しいと考えられます。ある意味従来のシステムにおいては成熟期に差し掛かっているのではないでしょうか。成熟期には成長は期待できません。新たなシステムの構築がいつの時代でも求められます。法人改革を、より進化した組織になるための足がかりにしなくてはなりません。

『組織と云うものは如何なる組織であっても何処の一部が欠けても完全という事は出来ない。また、如何なる部分であっても不必要のものはない。』

それぞれが部に於いて、その役割を果たす事によってその組織は、完全になり活動できる。

今、どのような組織形態で進むのか、どのような組織を次世代に繋げて行くのか、会員一人ひとりが今まで以上に真剣に考え行動する事が必要です。組織が何かをしてくれるのではなく、各々が何が出来るのかを考える組織に変わるべきだと思います。

この文章は東京都歯科技工士会の西澤会長が『組織とは』で書いた文章の引用です。

会長

公益社団法人群馬県歯科技工士会
会長  金井 孝行