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生涯研修事業とは

『群馬県歯科技工士会では、歯科技工士一人ひとりが技術向上と学術研鑽を図るための機会を提供することを目的に、厚生労働省と日本歯科技工士会の後援を得て、1986年に群馬大学を会場にスタートした。

 全国でも歯科技工士会による、医療界初となる生涯研修制度を発足させました。以来、歯科技工に関する専門技術だけではなく、関係法令や経営管理等に関する教育知識にいたるまで、年2回以上の講座を群馬県内で開催しています。

 特に2010年からは、群馬県の委託事業として、歯科医療安全研修会を群馬県、群馬県歯科医師会、群馬県歯科衛生士会の協力を頂き開催しており、毎年多くの方が受講しています。』

生涯研修よくある質問Q&A(PDFファイル)

令和 2 年度群馬県歯科医療安全研修会レポート

令和 3 年 2 月 7 日(日)に新型コロナウィルスの影響で開催出来ずにいた群馬県
技工士会主催の生涯研修が会場を技工士会事務所と WEB セミナーの形で岩澤 毅先生
を講師に『歯科医療安全を確保し、歯科技工の持続可能性を高める為に歯科技工士の
需要と供給、情報発信を考える』と題して講演が行われました。
現在の技工士数の過不足について他業種の例を挙げて説明していただき、歯科のみな
らずどの業種も需要と供給のバランスが大切ということ、多すぎても少なすぎても技
術者本人も社会も上手く回らなくなってしまうことをわかりやすく解説いただき理解
できました。
そして歯科です。歯科医師と技工士の比率を過去数年のデータをからここ数年の変動
を見ることが出来ました。これから人口減少の社会で歯科医師を減らしていく中、必
要な技工士の数はどれほどなのか 歯科医師と技工士の適正な比率はどれほどなのか、
技工士が過剰供給されればブラック企業化に拍車がかかってしまうのではないのかな
ど心配される。では今現在はどうなのかというと技工士の数は不足しておらず、群馬
県においては例年増えている傾向にあるようです。
この先 現在60代以上の技工士の割合が多いのは事実であることから、10 年 20 年
先には現役で働ける技工士は間違いなく減っていくでしょう。しかし、人口減少や予
防歯科が進む社会に補綴物は少なくなっていくのも事実です。更にはデジタル化も進
みます。どの業種にも言えるのでしょうが、怠けることなく精進していかなければ続
けることは大変なようです。

令和元年度群馬県歯科医療安全研修会(生涯研修自由研修課程)が開催されました

『総義歯臨床 イメージを結果に繋げるラボワーク~医療安全からの視点を踏まえて~』

                          松丸悠一先生(歯科医師)

令和2年2月2日(日)群馬県生涯学習センター4F第1研修室にて開始されました。

講師に 松丸悠一先生(歯科医師)をお招きし、『総義歯臨床 イメージを結果に繋げるラボワーク~医療安全からの視点を踏まえて~』について講演していただきました。
 松丸先生は義歯を中心にフリーランスで活動されていて全国の歯科医院からの依頼を請け、患者様の健康と高い満足のために依頼歯科医院スタッフとチームとなって口腔内で十分機能する治療用義歯、本義歯の調整を重ね結果と信頼を得ている先生です。
 やはり、その経験と実績は理論の上に成り立ち客観性を欠く情報に振り回されず正しいイメージを歯科技工士、歯科衛生士と情報を共有する事によって成功に導ける事となり、信頼に繋がる結果が得られると、そして正しいイメージを持つ事は、そのイメージと日常のラボワークを照らし合わせ検証する作業を怠らない事の大切さとラボワークでは患者さんに感心を持つと言うことを上げられました。

 松丸先生の講演はとても分かり易く理論の解説は時にはホワイトボードに手書きで説明

して頂き熱のこもったお話で、その結果この短時間で総義歯製作意欲をかき立てられる程の楽しい時間でした。

 広報理事 佐藤修

群馬県歯科技工士会生涯研修自由研修課程 日技指定研修<顎口腔機能学>が開催されました

令和元年 12月15日(日)群馬県公社総合ビルにて(公社)群馬県歯科技工士会主催

生涯研修自由研修課程が行われました。

講演1では、【『顎口腔機能学』をわかりやすく!~これからの歯科技工士に求められること~】を演題に、日本歯科大学新潟生命歯学部 歯科補綴学第一講座 日本歯科大学大学院新潟生命歯学研究科機能性咬合治療学 主任教授 小出馨先生

演題2では、【咬合器設定のちがいによる臨床例】(公社)日本歯科技工士会 副会長 森野 隆先生 をお招きし講演して頂きました。今回の研修の目的は1992年12月に『歯科技工士養成所指定規則』の改定に伴い新たに登場した科目《顎口腔機能学》がくわわり、全国での教育開始次期に差があるため、概ね43才を境にそれ以上の歯科技工士の方々は養成所、教育機関において履修科目に入っていなかった事から、群馬県のその年代の歯科技工士に対し群馬県歯科技工士会が生涯研修として行いました。

会場では多数の若手技工士も見受けられ関心の高さも感じられました。休憩時間では、小出先生、森野先生による『咬合器顆路調整』のデモもあり実際の咬合器で顆路調節を間近で見る事もでき貴重な時間を過ごしました。

●顎口腔機能学の参加人数

*会員23名、*会員外11名、*歯科医師・歯科衛生士 *学生6名の

合計40名

平成30年度 群馬県歯科医療安全研修会が開催されました

 平成31年2月24日(日)前橋市総合福祉会館にて平成30年度群馬県歯科医療安全研修会が開催されました。歯科医療安全研修会は歯科医療関係者(歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士)と群馬県が連携し、歯科医療を行う医療機関等における医療安全の確保を効率的に推進し、安全で質の高い歯科医療提供体制を整備するための研修会です。

今回は群馬県歯科技工士会が主催にあたり、講師に株式会社ラボコミュケーションズ代表取締役の佐野隆一先生をお迎えし、研修会を開催しました。佐野先生は4年生大学の経済学部を卒業後、歯科技工士学校に入学し国家資格を取得した後、院内技工士、歯科メーカー等での経験を積まれ、自身で会社を設立し、現在は歯科技工、研修、コンサルタント業務を組み合わせた歯科医院サポート型ラボを経営されています。

歯科医療において「歯科補綴物の再製をなくす」ことが課題になります。

歯科補綴の再製は患者様の負担に加え、歯科医院の負担、さらには歯科技工所へ負担にも繋がります。このリスクを回避することが安心安全な歯科医療の提供にも繋がります。その課題回避にあたり、佐野先生は『チェアサイドとラボサイドで共有したい補綴再製をなくすための臨床テクニック24』の著書を出されており、今回午前中はチェアサイドにおける材料の取り扱いについてポイント、午後はラボサイドにポイントをわかりやすく講演していただきました。

午前中の研修ではチェアサイドがテーマで主な内容は印象材の取り扱いについてです。アルジネート印象材の寸法変化、寒天アルジネート、シリコン印象材などそれぞれの特徴や注意点を教科書のデータとは別に実際の臨床や分かり易い実験データを用いて解説してくれました。

午後はラボサイドがテーマで適合、咬合、審美と項目に分けてそれぞれ注意点やチェアサイドと共有したい情報など細かく解説していただきました。

今回の研修会に参加して感じたことはとにかく講演が面白い、理解し易かったということです。項目ごとに先生が何を言いたいのか要点をまとめてくださり、その中で自分が何を感じたのかを考える時間をとり、整理してから次の項目の講演に移るため、一冊の短編小説が全体の物語になっている感じでした。

最後に先生は今回の内容で得たことを48時間以内に実践して下さいと講演を締めくくりました。今回の講演は自分にとって実りある時間となりました。

受講者人数 会員20名、会員外8名、歯科医師他9名 合計37名

平成30年度 群馬県歯科医療安全研修会フォト

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